他の機能も果たしている配食サービス
配食サービスは現在では在宅介護には必要とされているサービスである。
その背景には介護度の高い高齢者が増加している事がある。
認知症や身体が不自由になってしまう事によって自宅で調理をする事が出来ない方、買い物を自分で行う事が出来ない方が増加している。
ホームヘルパーサービスを利用する事は介護度によっては利用料金が高くなるため経済的な理由で配食サービスを利用している場合もある。
生活に不自由が多い方は、自宅で調理をする事が出来ず、買い物に行く事も不可能になる。
しかし、在宅生活を希望している場合に生きていく上で食事は必要不可欠になる。
その場合に配食サービスは重宝する事が出来る。
配食サービスはサービスを受ける家族にも安心出来る内容である。
万が一の時に連絡が来るものである。
例えば、朝食と昼食を受け取ったが、夕食の弁当を受け取りに玄関まで利用者が出てこない場合、スタッフが異常を感知して家族に連絡をする事が可能だ。
実際に転倒による骨折を発見した例や病気で倒れていた例がある。
通常の利用では、朝の8時に朝食を、お昼の12時に昼食を、18時に夕食をと言ったように希望する時間に食事を配達してもらう事が可能である。
そして、この生活に合わせて異常がありそうであればスタッフは家族やケアマネージャーに連絡をする手筈になっている。
朝食が要らないという方には昼食と夕食だけを提供し、家族が夕食を作ってくれる方は夕食以外を提供するなど生活に合わせて柔軟に対応してくれる配食サービスもある。
ただ単に食事を提供するだけに留まらないのが、高齢者向けの配食サービスなのだ。